火曜日, 9月 30, 2008

長寿企業 日本

日本人の仕事のあり方は世界に誇るものあり。

1000年以上続く老舗企業

日本に長寿企業が多いわけは?韓国銀行が分析

創業100年超が10万社以上!日本に老舗企業が多いワケ


本業を大事にせよ。
三方よし。=「売り手よし、買い手よし、世間よし」
無駄を大事にする
人材の質と厚み
トラブルを大事にする


私の故郷、岐阜にある鋳物メーカー「岡本」は、永禄3年、戦国時代の創業です。
当初は、鍋カマを作っていたそうですが、時代にあわせ、飛行機の部品、現在では半導体や治具まで作っています。
皆さんご存知のトラさんの舞台、帝釈天の鐘はこの岡本で作られたものです。
さて、代々社長は岡本太右衛門という名を継承していますが、直系ばかりでなく定期的にむこ養子を取ってきたといいます。そのため、絶妙に経営のバランスがとれてきたのだと現在の会長はおっしゃいます。
この日本の老舗企業は、不況のときでも30%近くは成長しており、横ばいでも50%近く。
これだけの安定経営を続けられるのは、それだけの長期的ビジョンをもっているためではないでしょうか。
というのも、ひとりの社長の平均就任期間は、平均28年間だそうです。


エノキアン協会に加盟している企業には、いくつかの共通点があるそうである。それは、主に以下の点が挙げられるそうである。
 ①危機への創造的な適応
 ②オリジナルな品質への限りないこだわり
 ③後継者の育成への注力
 ④過度な成長、過度なパワーを望まない


ジャーナリストの野村進さんの意見では
1.歴史的に他国の侵略や戦争の経験が少ない
2.日本人は継続を美徳とする価値観を持っている
同じものを作り続ける職人がこんなに尊ばれている国は、アジアでは日本くらいでは?   ということです。


『老舗の土台を築くのは、3代目あたりの養子』
老舗企業の社訓には「分をわきまえろ」や「分相応」等の言葉もあるそうです。


韓国の中央銀行「韓国銀行」が、日本の長寿企業に関する調査報告を行ったようで、聯合ニュースが記事にしています。報告書は、長寿企業育成に向け、中小企業に税制優遇,金融支援,開発への補償が必要っとして締めるつまらないモノですが、日本に長寿企業に関するデータが興味深かったので、ご紹介。
 それによると、世界で創業200年以上の企業は5586社(計41カ国)で、このうち半分以上の3146社が日本に集中。ドイツ837社、オランダ222社、フランス196社。日本は、創業1000年以上の企業は7社(他のデータを見ると6社)、500年以上が32社、200年以上3146社、100年以上では5万社余りと、世界でも類を見ない長寿企業国家だったようですね。知らなんだ。

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