スタートアップにとって共同経営者とは不動産にとっての立地のようなものである。他のものは簡単に変えられるがそれだけは変えられないのだ。成功したいなら共同経営者を慎重に選ぼう(※ ちなみにY-Combinatorではいつも「チームで来い」と言っていますね。一人の天才では起業できませんよね)。
製品やサービスをリリースしてからが本当の仕事だからだ。リリースするまで君は本当の意味で働いていることにならない。
早くリリースしてそれから育てていけばいい。最初からすごいアイデアはない。すごいアイデアは運営してから生まれてくるものである。
ユーザーが何を欲しているのかを常に考えよう。そうすればユーザーの数は勝手に増えていく。ただ、ユーザーを理解して何を欲しているかを推測するのは難しい。だから「自分が欲しいもの」で起業するのは悪くないアイデアだ。
多くのユーザーをなんとなく満足させるよりも、少数のユーザーを100%満足させよう。
ユーザーはひどく扱われることに慣れてしまっている。そこですごいカスタマーサービスを実現するのだ。相手が恐縮するぐらいがちょうどいい。最初のステージではきついかもしれないが、こうすることによってユーザーをぐっと理解することができるようになる。
測定されるものは改善される。ユーザー数を増やしたいなら壁に大きな紙をはって毎日グラフにしていこう。
いうまでもなく、節約は大事だ。せっかくいいサービスを展開しているのにお金がなくなって消えていくスタートアップも多い。しかも節約する習慣は企業を「若く」する。運動する習慣が人を若くするのと同じようなものだ。
まずは創業者の生活費が稼げるぐらいの利益を目指そう。そこまでいけば気分的に投資家とうまい関係を築くことができるようになる。
特にお金が入ってくるような「邪魔」に注意しよう。副業、コンサルティング、すぐにお金の入ってくるちょっとした仕事・・・。こうしたものに邪魔されて本来すべき作業が滞るのだ。ちなみに資金調達もこうした邪魔のうちに入る。これも最小限にしよう。
スタートアップが失敗する要因はお金がなくなること以外にもある。創業者の集中力がとぎれてしまうことだ。起業するのは大変なことだ。大きな荷物を持ち上げる前にひざに注意するように、気力をなくさないように常に注意していよう。
あきらめなければかなりのところまでいける。すくなくとも起業においてはそうだ(世界的な数学者になりたい、という場合にはあてはまらないかもしれない)。
さまざまな契約にこだわりすぎてはいけない。うまい話はほとんどうまくいかないものだし、こだわればこだわるほど逆に契約がとれなくなるからだ。
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