木曜日, 11月 20, 2008

「何も選ばない」生き方のすすめ

ストレス対処への新たな視点、宗教人類学--植島啓司氏(前編)

・“脅迫”で動いている社会
・どこまでも選択しない生き方
・風に揺られるように生きるほかない
・山積課題はいちばん簡単なものから

植島:たとえば、重要な会議に出席することとか書類をコピーしなくてはいけないこととか仕事がいっぱい重なったら、いちばん簡単なことから始める。 

 これは口でいうと易しく聞こえますが、意外と難しい。それだけに本当に大事なことです。 

 切手を買いに行くような些細な用事でさえ、5つも6つも重なっていたら途端に重荷に感じます。人間は、内容の軽重でなく、用事の総量で大変かどうかを考えてしまうもの。雑用とか大事な用件とかが同じくらいに頭の中を占めて焦っているときは、まずいちばん簡単なことから手をつける。そうすると、あっという間に仕事は減っていきます。

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